ショートスリーパーを目指すのは危険!睡眠不足による体の機能低下について

人生の1/3は寝ている時間…。だからこそ、その時間がもったいないと考えて、ショートスリーパーを目指す方も数多くいらっしゃいます。世の中には1日3~4時間寝れば十分という人もいますが、これは遺伝子的な要素が大きいため、普通の人にとっては十分な睡眠時間ではありません。むしろショートスリーパーを目指すことで、健康面でのリスクが大きく向上してしまうのです。

①ショートスリーパーの危険性

ショートスリーパーの危険性は、世界中で行われた多くの研究データからも周知の事実となりつつあります。ちなみに日本の大学でも、日本人を調査した研究が進んでおり、自治医科大学にて約4,400名の日本人男性を対象に調査が行われました。その結果、平均睡眠時間が6時間に満たない人は、適切と言われる7~8時間の人と比べて、死亡率が2.4倍にも跳ね上がることがわかりました。やはり健康が第一なので、どんなに忙しかったとしても、しっかりと睡眠は取った方がよさそうです。

②睡眠不足による体の機能低下

睡眠不足と死亡率が密接に関係する理由は、体のあらゆる機能が低下することにあります。まず眠らないことで脳も休むことができず、脳機能が大きく低下します。そうなると注意力が散漫になり、同時に判断力も低下することから事故を起こしやすくなります。更に意欲や自己評価が下がり、精神的なストレスも解消されにくくなることも、死亡率の向上に繋がっていきます。そして脳だけでなく、体の免疫機能も下がってしまいます。その結果、感染症にもかかりやすくなり、癌を発症する可能性も高くなるのです。体の新陳代謝機能も下がってしまうため、肥満になりやすくなったり、そこから派生する各種病気にもかかりやすくなります。更に睡眠不足は、体の循環器機能にも悪影響を及ぼします。血液が上手に流れなくなってしまい、血圧の上昇や心臓病などのリスクも増大してしまうのです。長生きしたい方は、睡眠不足のまま日常生活を過ごすことなく、しっかりと睡眠を取ることが大切ですね。

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