睡眠時間が長くても問題ない?寝過ぎることでの弊害はあるか
日々忙しい人ほど、ゆっくり休める睡眠が大きな楽しみになってきます。特に子供の頃から睡眠時間が長かった人ほど、社会人になってもたくさん眠る習慣があり、8~10時間、あるいはそれ以上眠ることも珍しくはありません。しかし、あまりにもたくさん寝過ぎることで、何か弊害が生まれることも考えられますよね。ここでは睡眠時間が長くても問題ないかについて触れていきます。
①睡眠時間が長くても、健康リスクは高まる
まず結論から言うと、睡眠時間が長過ぎても健康面でのリスクは高まってしまいます。国心臓協会(AHA)ジャーナル掲載の研究結果によると、睡眠時間が10時間程度の人は、平均的な睡眠時間の人と比較して、死亡率が30%向上する結果となっています。ショートスリーパーの人と比べれば、まだ健康リスクは少なめではあるものの、やはり寝過ぎというのも健康に悪いみたいですね。更に寝ている時間が長いことで、昼夜が逆転したり生活リズムが保ちにくくなるので、それも健康リスクが高まる要因となっています。
②睡眠時間を削る際の注意
とはいえ適切な睡眠時間には個人差があり、無理やり減らすことで体に負担がかかってしまうこともあります。もし寝過ぎていると感じ、睡眠時間を減らしていく際には、週に15分未満で少しずつ減らしていってください。そして最終的なゴールは、平均値である7~8時間あたりを目安にするのがいいでしょう。ただし、続けていく中で体に合わないと感じたり、日中眠気や疲れを感じるようになったら、昼寝を取り入れたり睡眠時間を少し戻していくのも大切です。
③睡眠時間が長い人は天才肌?
ちなみに睡眠時間が長い人には、クリエイティブな分野で活躍する人が多いのも事実です。かの有名なアインシュタインも、1日10時間以上は睡眠を取っていました。もしクリエイティブが必要な仕事をしていて、睡眠時間を削ることでパフォーマンスが落ちるようであれば、無理に変える必要はないとも考えられますね。