睡眠時間が短い際、どうやって質を高めるか
忙しい社会人の方であれば、なかなか睡眠が取れないという方もいらっしゃることと思います。基本的に睡眠時間がとれないことで、日常での判断力や記憶力などが低下し、仕事のパフォーマンスも発揮しにくくなります。なのでしっかり寝ることが大切ですが、どうしても忙しく寝る時間が確保できない場合は、短い中でもしっかり質を高めることが大切です。
①深い眠り=質のいい睡眠ではない
眠りの質を高めようと考えた際、多くの方が深い眠りを想像しますが、それは間違いだと言われています。眠りが深い時と同様に、浅い眠り(レム睡眠)にも役割があり、どちらか一方に偏ってしまうことで脳のパフォーマンスに悪影響が及んでしまうからです。そのため、深い眠りばかりを意識してしまうと、逆に仕事や日常生活を送る上で大きく支障が出てしまう可能性があります。眠りは深ければいいというわけではなく、バランスが大切なのです。
②睡眠時間が短い際は、レム睡眠時に起きる
日常生活であまり寝る時間が確保できない際には、浅い眠りのタイミングを見計らって起きることが大事です。人は1.5時間ごとに浅い眠りを迎えるので、それを念頭に置いて就寝時間や起床時間を設定してみてください。これを実行することで、もしかしたら睡眠時間が減ることになるかもしれませんが、それでも問題ありません。逆に寝起きのタイミングが悪ければ、睡眠の質も悪くなってしまいますし、満足度も大きく下がってしまうからです。
③20分程度の昼寝を取り入れよう
もし休息をあまり感じられなかったり、日中眠くなってしまう際には、20分程度の昼寝を取り入れてみてください。昼寝には普段の睡眠と比べて、3倍程度の休息効果が認められています。お昼に20分ほど寝ることで、1時間寝たのと同じくらいの休息が得られるのです。普段忙しくてあまり寝れていないという方、お昼についウトウトしてしまうという方は、お昼休憩を利用して昼寝の時間を作ってみてはいかがでしょうか。