香りと睡眠について
良い香りは脳に影響を与えます。人間には視覚と聴覚、触覚、そして味覚に嗅覚という5つの感覚があります。その中で嗅覚は感情に訴えることができる感覚なんです。心地よい香りは気持ちを穏やかにして、体の力を抜いてくれます。慢性的な睡眠不足の人、寝つきが悪い人、睡眠が浅い人は、アロマテラピーを取り入れるといいですよ。寝つきをよくする香りをご紹介していきます。
①リラックス効果のあるラベンダー
ラベンダーの香りには、酢酸リナリルという成分が含まれています。この成分は、気持ちを穏やかにさせるセロトニンという物質の分泌を促す作用があります。また、ラベンダーに含まれているリラロールには、抗不安作用や鎮静作用があります。ラベンダーのアロマオイルを数滴含ませたガーゼやコットンなどを枕の下に敷いたり、ラベンダーのポプリを枕元におくといいですよ。
②血行を改善するスイート・マジョラム
血行が悪いと、筋肉が緊張して眠れなくなります。スイート・マジョラムには、血行を改善して、自律神経のバランスを整える作用があります。肩こりに悩んでいる人、デスクワークが多い人は、スイート・マジョラムのエッセンシャルオイルをデコルテにつけてマッサージするといいですよ。
③鎮静作用のあるオレンジ・スイート
リラックス効果のあるオレンジ・スイートは、鎮静作用があると言われています。ストレスで気分が高まって眠れない人は、寝る前にオレンジ・スイートのオイルをアロマディフューザーで焚いてみてください。特に、冷え性で手足の先が冷たく、なかなか寝付けないという人にもおすすめです。
④お母さんのハーブカモミール
マザーズハーブ(お母さんのハーブ)とも呼ばれる、良い香りのハーブです。神経が疲れているときに、気持ちを落ち着かせて穏やかにしてくれます。寝る前に温かいカモミールティーを飲んで寝ると穏やかな気持ちにさせてくれます。欧米では寝れない時のカモミールティーは必需品です。