質の良い睡眠とアンチエイジングに効果のあるセラトニン

メラトニンは快眠ホルモンと言われています。不眠症の人にはメラトニンが不足しています。睡眠に大きな影響を及ぼすメラトニンですが、実は、アンチエイジングにもメラトニンが大きく関わっていることが、最近の研究で分かってきました。

①メラトニンと老化の関係

ある健康番組の実験で、アンチエイジングとメラトニンについて調べていました。まず、2つの植物の芽を用意し、水の入った容器に挿しておきます。水には活性酸素が溶かしてあります。活性酸素は、老化を促す物質です。1つの容器にはメラトニンも加えました。メラトニンと活性酸素入りの容器に入った芽と、活性酸素だけが入った容器の芽と2つが準備され、経過を観察します。結果は、メラトニンを加えた方の芽はピンと元気に伸びたのに対して、活性酸素のみの芽はグンニャリと垂れ下がってしまいました。つまり。メラトニンには、老化を早める活性酸素の働きを抑制する効果があるのです。

②メラトニンを増やす方法

メラトニンの分泌を促すポイントは、朝に日光を浴びることです。日光を浴びてから約14時間後にメラトニンが増え始めます。だから、なるべく午前中の早い時間に陽の光を浴びましょう。午前10時ころまでに外で日光を浴びるのがベストです。たとえば、朝8時頃に出勤中、日光を浴びて歩いたら、およそ14時間後の夜10時頃にメラトニンが増え始めていき、しばらくすると眠たくなっていきます。

また、メラトニンを分泌させるには、夜の過ごし方も大切。テレビやスマホ、パソコンなどの強い光を浴びるとメラトニンが分泌されにくくなります。寝る1時間前までスマホやタブレットを見ていると、睡眠が浅くなるそうです。寝る前にスマホをいじったりするのはやめましょう。メラトニンが分泌されると、心地よい睡眠が得られ、しかも、活性酸素を防いでアンチエイジング効果もありますから、メラトニンが分泌されるように生活習慣を見直しましょう。良く眠れて、しかも美しさを保てるなんて、最高のホルモンですね。

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