心地よい睡眠を促す食べ物は?

短い睡眠で十分というショートスリーパーの人もいますが、一般的には、健康に生活するには平均して7、8時間の睡眠が必要だと言われています。慢性的な睡眠不足は、免疫力を下げ、さまざまな病気を引き起こしますよ。それに、睡眠不足はメンタル的にもよくありません。でも、眠りたいのに眠れないというときもありますよね。そこで、睡眠をサポートする食べ物を2つご紹介します。

 

 

①大豆食品

 

大豆には、トリプトファンという物質が豊富に含まれています。トリプトファンはアミノ酸の一種で、睡眠ホルモンのセロトニンの原料になる成分です。トリプトファンがないとセロトニンは作られません。ところが、トリプトファンというアミノ酸は、体内で作ることができない成分。食べ物で摂取するしかないんです。大豆そのものはもちろん、豆腐や納豆、味噌、そして醤油や豆乳などの大豆食品にもトリプトファンは含まれています。トリプトファンによって作られるセロトニンは幸せホルモンとも言われます。自律神経を整えてリラックスさせ、ストレスを軽減させる作用があるんです。しかも、セロトニンは、夜になると体内でメラトニンに変化します。メラトニンは眠くならせる成分。だから、大豆食品を食べると、スムーズに眠りにつくことができるんです。

 

 

②肉類

 

肉類に含まれるグリシンもアミノ酸の一種です。同じアミノ酸でも、トリプトファンとは違う働きをします。グリシンには、睡眠の質を向上させる作用があります。グッスリ眠れるので、眠りが浅くて、ちょっとした物音でも目が覚めてしまう人、寝ても疲れがとれない人におすすめです。グリシンは、おもに豚の皮や鶏の皮などに多く含まれているので、お肉を食べる時は、皮も一緒に食べるのがおすすめですよ。皮が苦手な人は、ベーコンや牛もも肉からグリシンを摂取しましょう。また、鶏ガラ手羽先、豚骨などの骨付き肉からとったスープには、グリシンが豊富に含まれています。休みの日にスープストックを作りおきしておけば、普段の食事で気軽にグリシンを摂取できますよ。

 

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